王子と姫が出会いました。
そのあとは一緒のベッドに入って手を繋いだ。



眠いのか、ポカポカしてる王子君の手…。



「姫、もっとこっち来て?」

「じゃあギュッてしてください…」

「なら腕枕」



腕枕してくれた王子君に抱きしめられた。



胸に顔を埋めると、優しく髪を撫でてくれる…。



大好きだなぁって実感するよ…。



髪を撫でてくれてた手が止まり、スースーと寝息が聞こえた。



この人といると落ち着く…。



ポカポカしてて、幸せです…。



いつの間にか眠りに落ちてて、夜中に目が覚めた時も抱きしめられてるままだった。



王子君になら、なにされてもいい…。



それくらい好きだと思う。



こんな気持ちになったのは初めてで…。



あたし、王子君を好きになれてよかったな…。



もっともっと、王子君を知りたい。



いいとこも、悪いとこも。



そしたら今より好きになれる気がするから。



おやすみ、王子君…。



明日も大好き…。



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