王子と姫が出会いました。
1日王子君のことばかり考えてた。



朝のキスが忘れられなくて…。



授業が頭に入らないし、先生がなにを言ってるのかわからないほど。



家に帰っても頭の中がボーッとしてて、気が付けばお昼だった。



ソファーで寝てしまったらしく、体がだるい。



学校に行ってないことに気づいた時にはすでに遅くて…。



「1年4組の天野です…」

「天野さん?どうしました?」

「熱が出てしまったみたいで今起きました…。両親が出張でいないので連絡が遅れてすみません…」

「大丈夫なの?」

「寝てれば治ると思います…」

「ムリしないでね?頼れる人は近くにいる?」

「はい、大丈夫です…」



きっと知恵熱ですから…。



昔から張り切ったりすると熱が出てしまうのです…。



おバカなあたしにガッカリです…。



学校に電話をした後に携帯を開くと、王子君と蘭ちゃんからたくさん着信が入ってた。



『具合悪くて寝てました…。心配かけてごめんなさい』



そう送った。



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