王子と姫が出会いました。
涙目の佐和先輩と瑞紀に着いて行くと、そこは使われてない教室。



「佐和先輩の部屋?」

「俺らのたまり場。閉めろよ、王子」



言われた通りドアを閉めた。



ソファーあるし!!



冷蔵庫もある!!



「うわ~、いいなぁ~」

「卒業したら王子にやるよ」

「マジ!?佐和先輩って尊敬するわ~。さすがだよ」

「その前にひと暴れしねぇか?」

「なにすんの?」

「隣の高校、潰す」

「俺、ヤンキーじゃないんで」



関わりたくない。



自分からケンカ売るなんてことはしないし。



「言うと思った。でも俺のせいで狙われたらすまねぇ!!」

「狙われないように暮らしま~す」

「で?天野姫は?そろそろ飽きただろ?」

「飽きない。やっとチューまで進展!!」

「溜まんねぇのか…」

「姫を汚したくないのでそのような行為は結構です」



我慢してるわけじゃなく、一緒にいるだけで満たされるから必要ないだけ。



チューできればOKさ!!



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