王子と姫が出会いました。
こんなとこでされたっ!!



「王子君っ!!」

「あっ…今の無意識でした…。ごめんなさい…」

「無意識っ!!もう…恥ずかしくて生きて行けないっ!!」

「姫っ!!」



急いで教室に逃げ込んだ。



恥ずかしいよぉ~…。



誰かに見られたりしてないよね…。



「顔赤いけどどうした?」

「蘭ちゃんは人前でちゅ、チューとかできますか!?」

「テンション次第」



そんなもんなんですかぁ!?



あたしはもう恥ずかしくて…。



王子君のバカ…。



「あれ、蘭ちゃん。今日はいつもしてるネックレスがないですね」

「あ、あれね…。忘れて来た…」

「そうですか!!」



しばらくしてやって来た瑞紀君は今日もキャップを被り、ついでにメガネです。



この人もかなりモテ男です。



ん?



「おはよう、瑞紀君」

「おう!!今覗いたら隣のクラスがピリピリしてっけど、王子とケンカでもし…」

「それ、蘭ちゃんのネックレスですよね…」



なぜ瑞紀君がしてるの!?



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