王子と姫が出会いました。
蘭子のネックレスをしてる瑞紀もイマイチわからん…。



「なんなの、コレは」

「ん~、戦利品ってとこ。俺の勝ち」



いがみ合ってたふたりの微妙な関係…。



きっと瑞紀が挑発でもしたんだろ。



気まずくならなきゃいいけど…。



「王子はどんなだった?姫と同棲」

「パラダイスに決まってるじゃないか。最高に幸せな毎日だった…」

「まだチュー止まり?」

「イエス!!それ以上なんて考えられん!!小さいから壊れそうだし~、姫が痛いのなんかイヤだし~、今のままで幸せだから気にしてない」

「お前本当に王子か…?」



姫は食いもんじゃねぇから!!



ってか、いざとなったら俺が緊張しすぎてどうなるか…。



だから今のままでいい。



姫も望んでないだろうし。



「誰か呼んでんの?」

「いや?女の番号消したし。相手は俺の携帯知らねぇからかかってもこない」

「スゲ~!!思春期とは思えね~!!」



我慢してるわけじゃないから凄くもないと思う。



< 147 / 701 >

この作品をシェア

pagetop