王子と姫が出会いました。
蘭ちゃんは8位で、瑞紀君は34位だそうです…。



一応進学校なのに…。



みんな頭いいです…。



あたし、この輪にいれないかもっ!!



「王子君はバカは嫌いですか…?」

「姫ならバカでも好き」

「嬉しくないです…」

「そんなことより、今日うち来るか?瑞紀の引っ越し祝いで焼き肉すんの。蘭子も来るってよ」

「今日は…行けないです…」



今日はパパとアパートを見に行くんです。



あたしはパパについていくことになり、パパが生活費と学費を出してくれることになった。



今が遠いから、できるだけ学校の近くに住みたいけど…。



この辺ってものすごく高いらしくて…。



なので、せめて夜は危なくない場所に住みたいです。



「聞きにくいこと聞いてもいいか?」

「はい?」

「姫の行く末は決まったんスかね…」

「あっ、パパについて行きます…」

「そうか。辛くなったら言えよ?話しなら聞くからな」

「ありがとう、王子君」



大好きだなぁ~…。



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