王子と姫が出会いました。
それからは、なにも気にしないように生活した。
ただの同居人だったって思おう。
そして夏休み直前、両親の離婚が成立した。
「王子君、お家が近くになりました」
「は?」
「ひとりで暮らすんです。だから洗濯機と炊飯器と電子レンジを買いに行きたいんですが…」
「ひとり暮し!?大丈夫かよ!!」
「たぶん。ですから電気屋さんに行こうと思ってまして…。それで王子君にも…ついて来てもらえたら」
「そ、それはまさか…電気屋デートのお誘いかい?」
「で、デート…?一緒に行ってもらえたら嬉しいです」
「行くに決まってんだろ!!いつ行く?」
「王子君のバイトがお休みの日!!」
王子君はいつもの優しい笑顔で笑ってた。
でも王子君のことだから、きっと悲しくならないように明るく振る舞ってくれてるんだと思う。
そんな気の回し方が得意な人だから…。
ありがとう、王子君…。
「なぁ姫、今度は俺が泊まりに行っていい?」
「あっ、ぜひ!!」
前向きに考えよう。
ただの同居人だったって思おう。
そして夏休み直前、両親の離婚が成立した。
「王子君、お家が近くになりました」
「は?」
「ひとりで暮らすんです。だから洗濯機と炊飯器と電子レンジを買いに行きたいんですが…」
「ひとり暮し!?大丈夫かよ!!」
「たぶん。ですから電気屋さんに行こうと思ってまして…。それで王子君にも…ついて来てもらえたら」
「そ、それはまさか…電気屋デートのお誘いかい?」
「で、デート…?一緒に行ってもらえたら嬉しいです」
「行くに決まってんだろ!!いつ行く?」
「王子君のバイトがお休みの日!!」
王子君はいつもの優しい笑顔で笑ってた。
でも王子君のことだから、きっと悲しくならないように明るく振る舞ってくれてるんだと思う。
そんな気の回し方が得意な人だから…。
ありがとう、王子君…。
「なぁ姫、今度は俺が泊まりに行っていい?」
「あっ、ぜひ!!」
前向きに考えよう。