王子と姫が出会いました。
瑞紀君のカンに障ることを言ってしまう口をどうにかしたい。



でも、あたし的にまだ瑞紀君を信用しきれてないんです。



蘭ちゃんを悲しませてほしくないがために…。



「気をつけます…」

「まぁな、悪気はねぇのはわかってるから」

「ごめんなさい…」

「そんなことしてる間に、王子上がりだぞ」



ウソ!?



今からなにするのかな!?



最近では珍しい早番みたいです!!



「バイト終わりですか!?」

「うん。ヒマならラーメン行こうか」

「はいっ!!」



王子君とラーメンです!!



久しぶりにデート!!



カフェモカを飲み干して、しばらく携帯をいじってたら王子君が私服姿でやって来た。



今日はハーフパンツにタンクトップ。



シャツはシンプルです。



「俺のオススメんとこ行く?」

「なに系ですか?」

「なに系…よくわかんないけど…うまいよ」

「行きます!!」

「店長、バイト代から引いといて」



毎回王子君に奢られる…。



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