王子と姫が出会いました。
それから姫んちに送り届け、自分のマンションに帰宅。



「サラリーマンのお帰り~」

「またいんのか、蘭子…。瑞紀は?」

「瑞紀は買い物~。姫も同伴だったんだって?」

「同伴言うな。ホストみてぇだろ…」



テレビの前でくつろいでる蘭子は部屋着姿。



風呂まで入ったのか、髪が濡れてる。



鳴ったインターホンが瑞紀かと思い、エントランスを開け、数分後に疑わずに玄関を開けた。



「王子っ!!会いたかったっ!!」



は…?



玄関を開けた瞬間抱き着かれて…。



舌まで入ってる濃厚なキス…。



「なにしてんの王子っ…」



状況がイマイチ飲み込めなくて動けなかった…。



蘭子の声を聞いて体を引き離すと、見たことのある顔…。



「お前っ…」

「携帯知らないから会う手段なくて~。押しかけちゃった!!」



中学の時からの遊び相手…。



春休みまで遊んでたから家はバレてたんだけど…。



「お前男できたからって…」

「別れたからまた遊ぼ?」



遊ばないし!!



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