王子と姫が出会いました。
蘭ちゃんが気を使わないように明るい話しをするけど、やっぱり王子君が気になる…。



もうすぐ瑞紀君のバイトが終わる時間…。



「やっぱり出ない?」

「はい…」

「なんなんだろうね…」



あの静香さんって人が関わってるのかも…。



ヤダなぁ…。



瑞紀君の部屋で勝手にゲームをしても気が晴れない…。



モヤモヤ…ヤダです…。



「まだ帰ってねぇの?」

「おかえり瑞紀。まだなんだけど瑞紀からかけてみてよ」



瑞紀君が電話をしても王子君は出なかった。



冬次さんに連絡した方がいいかな…。



どこ行っちゃったの、王子君…。



瑞紀君が帰って来てから1時間が経ち、本当に冬次さんに連絡しようかと思った時だった。



『今静香んとこにいる。悪いけど別れてほしい』



王子君から衝撃的なメールが来た。



これは…どういうこと?



「なに…これ…。ありえなくない?」

「でも確かに王子からだよな…」



瑞紀君と蘭ちゃんもア然としてしまった。



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