王子と姫が出会いました。
その後も夜まで遊んでから家に帰った。



もちろん誕生日なのでお泊りなんですが…。



まずプレゼントを渡しましょうか。



「これ、使ってもらえたら嬉しいなって…」

「うわっ!!マジで!?姫が買いに行ったの?」

「蘭ちゃんに付き合ってもらって」

「ヤバイ、超嬉しい…」



王子君の財布が最近ボロボロになってることに気づいたので、前のバイト代の残り全部で革の財布を買いました。



正直、高かったです…。



もう財布なんか買いたくないと思いました。



「ありがと~!!」

「ふにゃっ」

「あっ、ごめん」



相当気にいってくれたみたいで全力で抱き着かれて軽く潰れた…。



もっと抱きしめられてたいのになぁ…。



「王子君?」

「ん~?」

「好きです…」

「俺も超好き~!!」

「お、お風呂っ!!」

「入って来たら?」

「ヤダ!!一緒に…」

「は…?」



もう、あたしも食べてくださいっ!!



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