王子と姫が出会いました。
姫が家で待ってても疲れてダメ。



全然構ってやれなくて、抱きしめて寝るくらいだ…。



最近キスしたのいつだっけなぁ…。



「ここ、間違ってますよリュウさん」

「ん!?あっ、すみません…」

「珍しいですね」

「気をつけます」



具合でも悪いんだろうか…。



そう思ってから数日、明日から休みだって時に初めてのパーティ…。



招かれたのは副社長で、俺はモデルとして広告的ポジション…。



新しくできたばかりの新作スーツと、ネクタイ。



シャツも靴もうちのブランドで、リュウさんに言われた通り美容室に行ったら髪をいじられた…。



ライアンより先に会場で待ち、外に止まった高級車のドアを開けた。



出て来たライアンに頭を下げたのに…。



「高い」



そう言って頭をグッと下げられた…。



イラッ…。



「覚えて来たんだろうな」

「はい…」

「間違ったらどうなるかわかってるな?」

「そんなヘマしません」

「ならいい」



明日から休みなんだ。



姫とチョロっと遠出でもして旅行気分味わうつもりなんだ。



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