王子と姫が出会いました。
人気俳優ってだけあって、顔が小さくてカッコイイ…。



「あぁっ!!この前テレビで見たっ!!どっかのブランドの専属モデル!!」

「こういう者です。俳優のリョウタさんですよね?以前、ドラマ拝見しました」

「スーパー高校生の!!シキ君っつーの?テレビつけたらちょうど君が出ててスゲーと思ったよ!!」



人の話しを聞かないのか。



まぁいい。



でもどうやって張り合えって?



「俺、ここのブランド結構好き~」

「でしたらお送りしますよ?あなたに着ていただけるなら副社長も喜びます」

「マジで!?副社長に会ってみてぇなぁ!!」

「紹介しましょうか?」

「うん!!」



テンション高いな…。



でもライアンの目的はコレだった。



人気俳優にうちの服を着せて売り上げアップ…。



末恐ろしい男だ、ライアン…。



「よくやった」

「はぁ…」

「他に顔売り込むぞ」

「はい」



なんか超疲れた…。



パーティって…仕事じゃん。



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