王子と姫が出会いました。
家に急いで帰ったら姫と瑞紀がソファーで仲良く映画を見てた。



蘭子はいなくて、本当に珍しい姿…。



「「おかえり~…」」

「ただいま…。姫、来て?」



ソファーから降りた姫が走って来て俺に抱き着く。



少し屈むとわずかに触れる唇…。



「シュ~…って感じ…」

「抜けました?」

「うん、ただいま。明日から旅行行こうか」

「明日からですか!?行きますっ!!」



くはぁ~…。



超カワイイ…。



俺の癒し…。



「瑞紀君、ごめんなさい。蘭ちゃんもきっと構ってくれますよ」

「うるせぇバカ姫。俺なんかひとりが似合うんだ…」



まさか瑞紀、最近蘭子が忙しいからっていじけてる?



カワイイとこあんじゃん。



「蘭子は?」

「わたあめ作ってます!!お家のお手伝いみたいで!!」



わたあめ!?



まさか祭りとかの…?



あぁ、なるほど…。



「頑張れ、瑞紀…」

「うるしぇ…」



悪いな、俺はラブラブ旅行に行く。



< 467 / 701 >

この作品をシェア

pagetop