王子と姫が出会いました。
どうやら姫と瑞紀は寂しいもの同士、馴れ合っていたみたいだ。



久しぶりに気が抜けた俺は姫を家に送り、一応リュウさんの見舞いに行った。



「えっ?」

「あっ、なんでって顔?一応今はリュウさんが保護者やってくれてるから…心配で…」

「お気遣いなく…」

「これコンビニで買って来た。ゆっくり休んでね、リュウさん」

「なんだか…泣けて来ますね…」



リュウさんがよく飲んでた栄養ドリンクと、疲れた時には甘い物ってことでプリンとかヨーグルトを渡した。



弱ってたなぁ…。



しかもリュウさんのオフ姿を初めて見た…。



衝撃的だぜ…。



いつもとは全くイメージの違うショッキングピンクのパジャマ着てた…。



ぶ厚いメガネかけて髪もボサボサだったし…。



たまに気遣ってやるのも悪くないと思った。



それから家に戻り、旅行の準備。



適当に服を詰めるだけ。



「どこ行くの~?」

「保養所」

「ふぅん…。いいなぁ~…」



ごめん、今回はマジで留守番頼む。



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