王子と姫が出会いました。
そして次の日、青空が俺を祝福してくれてるようだ…。



朝早くに姫を迎えに行き、しばらく電車に揺られ、目的の場所に着いた。



「荷物、ロッカー入れとくから」

「どこ行きますか!?」

「どこ行きたい?」

「あのね、この辺に行列のできるラーメン屋さんがあるの…」



久しぶりに甘えられてる気がっ!!



タメ口ヤバっ…。



それにラーメン屋なんて、姫らしくてカワイらしい…。



「昼まで時間あるけど…」

「並びましょう!!」

「うん、行こうか」



デカい荷物はロッカーに押し込み、身軽になったら出発。



姫の話しによればこの辺に…。



「まだ開店前なのにコレかよ…」

「やめ…る?」



すでに20人くらい並んでるラーメン屋…。



めったに来ない街だし、姫の悲しそうな顔が…。



「もちろん、並ぶよ」

「ありがとう!!」



カワイイって罪だよな…。



どこまでも姫のいいなりになる自信がある…。



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