王子と姫が出会いました。
寝不足も続いてて余計にストレスが溜まってんだと思う。



「このままここにいたら姫のことどうにかしそうだから帰って」

「なんですかそれ…。心配して来たのに!!」

「お前が余計なヤツ連れて来るからだろ!!」

「王子君なんてもう知らないっ!!」



勝手にしろよ。



俺の気も知らねぇで…。



パタンと閉まったドアを見てから部屋に戻った。



少し寝よう…。



そしたらちょっとはストレス減るかもしれないし。



ベッドに倒れて寝た俺が起きたのは深夜だった。



携帯を開いても姫からはなにもなくて、瑞紀はすでに寝ていた。



最近たまにするこんなケンカに嫌気がさす…。



もしかして倦怠期とかってヤツか?



グラスに注いだ水を飲み、シャワーを浴びて仕事に取り掛かった。



今の状況で仕事なんかはかどるわけもない。



バカだな、俺…。



自分で自分の首閉めた感じ…。



姫とのケンカはかなりいらない要素だ…。



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