王子と姫が出会いました。
次の日、学校に行ったら姫が先に来ていた。



姫の隣の俺の机に座ってるのは憎たらしい九条で。



姫に話しかけてるその姿を見てキレた。



俺に気付かずに話しをしてる九条に近づき、無意識に蹴り飛ばした。



ガタガタッというデカい音で静まり返る教室。



蹴られた左腕を押さえて倒れてる九条…。



「王子君っ!!」



姫が止めに入ったけど、今はムリ。



コイツが俺のストレスだ。



「前も言ったよな?」

「不意打ちっ…。いてぇな!!」

「来いよ。ここじゃ停学もんだ」

「関係ねぇ…。やられたらやり返すっ!!」



2年の教室にいて、堂々と俺の机に座る。



そしてまともにケンカしようとしてるバカ。



向かって来たからもう一発太ももに入れてやった。



「王子君っ!!やめてよ!!」

「うっせんだよ!!誰のせいだと思ってんだ!!」

「えっ…」

「黙っとけ」



とにかくムカついてんだ。



こんなんじゃ気が晴れねぇ。



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