王子と姫が出会いました。
悪魔も笑ったりするのか…。



なんか怖いな…。



「もちろん、お前が行くショップの売り上げは延びるんだろうな?」

「の、延ばしますよ…」

「はははっ!!まぁ食え」



やっぱり悪魔はいつまでも悪魔だ…。



だけど初めて触れた、ライアンの想いに応えたいとも思った。



頑張るから、俺。



初めてライアンが気を使ってタクシーを呼んでくれた。



それで帰ると家では瑞紀と彩がバカみたいに筋トレ中…。



こんな寒いのにアホじゃねぇの…。



パンツで腕立てしてるバカふたりを見て寒くなった…。



「おかえり~!!」

「ん、メシ食ったか?」

「なにソレ!?お土産!?」

「上司から。甘いもの好きじゃねぇから食っていいぞ」



ケーキに飛びついたアホ達を餌付けして風呂に入った。



将来のこと、俺もそろそろ考えなきゃ…。



どこの大学に行くとか…。



姫は将来の夢とかねぇのかな…。



聞いてみよ…。



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