王子と姫が出会いました。
ゆっくり眠った次の日、姫の隣で顔を緩める。



相変わらずカワイイなぁ~…。



「今日行っていい?」

「泊まりですか?」

「うん、姫ちゃん食べるから。もう俺ね、彩が来てからムラッムラしてんのよ」

「生理中ですよ」

「チッ…」

「でもあたしも王子君とゆっくりしたいです!!」



くぁぁぁぁ~!!



カワイイっ!!



お前の笑顔は世界平和をもたらせるよ!!



「なんで真剣に勉強してんのにバカなんだろうなぁ~…」

「なにか言いましたか?」

「ううん、超カワイイって言ったの」

「いつものことですか」



そうそう、いつもの…。



なんか俺、姫に呆れられてねぇか!?



だってカワイイんだもん…。



「城野、先生に睨まれてるぞ…」

「見てんじゃねぇよ!!」

「「逆ギレっ!?」」



だって俺は姫を見たいんだから。



俺のオアシス…。



「王子って姫ちゃん以外には鬼だな…」

「だって姫、カワイイもん」

「別人みてぇ…」



姫命っス!!



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