王子と姫が出会いました。
あっ、いた…。



女のコに囲まれて迷惑そうにしてる~…。



だけどショップで働く王子君は最近のお疲れモードより5割増しでカッコイイと思った…。



イケメンスタイリストとか、そんなキャラっ!!



「うわっ、君カワイイね~。うちのショップに用?」

「あっ…う…えっと…」

「まさかアイツ目当てのファン?違うならちょっと付き合わない?今から休憩なんだ」

「でもっ…その…」

「ねっ、行こう!!」



強引な人っ!!



腕を掴まれてそのままビルの1階にあるカフェに連れてかれた。



「あたしヤダっ!!」

「いいじゃ、メシ食うだけだからさ。奢るし」



勝手に頼まれたコーヒー…。



奢られてしまったぁ~…。



なので仕方なく向かい合って座ると、やっぱり顔はカッコイイみたい。



この人が王子君をイジメてるんだ…。



「名前、なんてーの?」

「ヒミツです」

「メアド教えない?」

「ヤダ」

「どっかで会ったことねぇ?」



きっとそれはあなたの働く会社のモデルをしたからです。



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