王子と姫が出会いました。
キラキラしたい
【王子】



ショップの連中なんかマジでクソくらえって感じだ。



『仕事してねぇんだから掃除くらいやっとけよ』



そう言って毎回俺だけ働いている。



姫をナンパした店長は相当悔しかったらしく、最近ではシカトされたりしてる。



負けるもんか。



俺は泣かねぇからな。



だけど精神的にキツい…。



体力的にはもちろんだけど、マジで泣きそうだ…。



そんな時は鼻歌でも歌いながら掃除する。



ライアン、本社は温かったよ。



あそこは天国だ…。



リュウさんも元気でやってっかな~…。



「泣くもんか~!!」



こうして俺は掃除にせいをだす。



帰るのは毎日0時近く。



そこで待ってるのはホットな温もり…。



「エビフライっ!!」

「味噌汁、うまくできたよ」

「彩、なんかお前のこと好きになりそう…」

「使えるっしょ?だから押し入れ明け渡してよ」

「しぃちゃん呼びてぇなら俺の部屋使え!!」

「マジで!?王子君最高~!!」



絶対…精神的に、ヤラれてるわ。



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