王子と姫が出会いました。
本格的なモデルでもないし、今回ばかりは姫の意志を尊重してやりたいと思った。



その後はソファーに座り、面と向かって姫を抱っこ。



やっぱカワイさ最強…。



「パーティは出てね?」

「はい!!楽しみです!!」

「一応姫の契約内容見たんだけどさ、うちの服以外で他のは出ちゃダメって書いてあった」

「えっ!?それじゃあ…」

「パーティが終わったら打ち切りだ。自由にやるといい」

「ありがとうございますっ!!」



縛るだけが愛じゃない。



今回はちょっと学んだかも…。



「俺って束縛激しい?」

「独占欲は強いです。ってか、過保護です。あたし、そんな箱入り彼女にするほどカワイくないですよ?」

「箱入り彼女…。それいいな」

「ぶぅ~~~!!」



カワイイから心配なんだってわかんねぇかなぁ~…。



この鈍感。



細い腰に腕を回してちょっと引き寄せた。



「姫が俺以外のヤツに揺れたら…」

「揺れたら?」

「絶対監禁してやる」

「怖いですから…」



マジだから。



< 529 / 701 >

この作品をシェア

pagetop