王子と姫が出会いました。
めちゃくちゃカワイイ姫はニコニコして授業を受けるようになり、俺は体力の限界を感じている。



だけど姫が楽しそうに笑うから、俺もつられて笑顔になってしまう。



「今日で終わりですね~」

「やっと本社に戻れる…」

「本社に4時ですよね?」

「うん、超カワイくしてやる」



俺は最後のショップ勤務に行き、いつも通りに働く。



当たり前のように掃除も俺で、多少打ち解けたバイト1とは今日でお別れだ。



「たくさん学べることがありました。ありがとうございました」

「いろいろと頑張れよ」



そんなことを言ってくれたのもバイト1で、店長とバイト2、3、4は完全に喜んでいた。



明日のパーティでは各店舗の店長だけが呼ばれてる。



俺もシキとしてモデルの立場で出席予定。



少し体調が悪いと感じたけど、明日の店長の顔を想像するとワクワクして眠れなかった。



俺の姫をナンパした罪はでけぇからな。



へへっ…姫をカワイイと思うヤツなんかみんな死ねばいい。



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