王子と姫が出会いました。
【姫】



天野 姫、生まれて初めてのパーティですっ!!



4時に来いと言われた本社。



受け付けには美人なオネーサンがいて、そのまま社長室に行けと指示された。



ドキドキしながら向かった社長室で見たものは、ライアンが王子君を着せ替え人形にしてる姿でした…。



「コレとコレは合いませんって」

「こっちにしてみるか」

「チャラくないですか?」

「チャラ…?意味がよくわからない」



親子みたいに仲良し…。



打ち解けたんだろうか…。



「あの~…」

「おっ、来たね」

「ご無沙汰してます!!」

「どっちがいいかな?」

「そのスーツに合わせるならガラのあるヤツで…」

「こっちか…」



髪型もいつもと違ってて、なんだか品のある王子君…。



あたし、こんな恰好で来てしまったけど?



私服でいいって言われたから…。



「姫、そこにあるヤツから好きなの選んで」

「えっ?」



指差した方を見たらズラッとドレスが並べてありました…。



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