王子と姫が出会いました。
それからリュウさんの運転する車でパーティ会場に到着した。



リュウさんがドアを開けてくれて王子君が先に降りて手を差し出した。



噂のエスコートとやらですか!?



は、恥ずかしい…。



王子君、紳士ですね…。



「コケそうだね」

「あっ、はい…」



それで降ろしてくれたんですか…。



だけど確実にいろんな人に見られてる…。



恥ずかしがりながら中に入ると、年配の人から若い人までがたくさんいた。



「笑っててくれたらそれだけでいいよ」

「わ、わらう?」

「ニコッてね」



ニコッと笑っといた。



ライアンのスピーチの後、重役さん達がなにかを話したけど全く頭の中に入らない。



「飲み物取ってくるから」

「あっ、はい!!」



王子君が飲み物を取りに行った時、この前のナンパな店長さんを見つけた。



目が合っちゃってます…。



カツカツと近づいて来た店長さんを見上げると微妙な笑顔…。



< 534 / 701 >

この作品をシェア

pagetop