王子と姫が出会いました。
世話がやけますね…。



濡らしたタオルをオデコに置いて布団をかけ直した。



頑張りすぎたんじゃないですか?



夜中にうなされてた王子君の看病をして、結局あまり眠れなかった…。



次の日もあまり体調のよくない王子君を家まで送り、あとは瑞紀君に任せた。



あたしも眠いのです…。



死んだように眠って、お昼に目が覚めたら買い物をして王子君ちへ。



「王子君、どうですか?」

「寝っぱなし。俺バイト行くからあとは任せたぞ」

「彩君いないんですね?」

「女んとこだろ。じゃあ姫も休めよ?」



瑞紀君とは不思議な友情を感じます…。



たまに優しいし…。



蘭ちゃんと付き合ってから柔らかくなったなぁ…。



そして王子君は夕方に目を覚まし、軽くご飯を食べてからまた寝た。



やっと忙しい時期を乗り越えてくれてよかったよ…。




あたしも王子君に負けないように頑張らなきゃ。



なりたいものとかよくわからないけど、一生懸命やってみようと思います。



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