王子と姫が出会いました。
しばらくブツブツ言ってた姫はいつの間にか俺のシャツを握って寝ていた。



俺も眠いんだけど夕方から仕事に行かなきゃならない…。



昨日やり残してきた仕事が待ってるし…。



少しだけ仮眠してから静に起きると姫はまだスヤスヤ眠ってた。



頭の下にある腕を引き抜き、握られてるシャツをそのまま脱いだ。



クローゼットから出したスーツに着替えて仕事に向かった。



やっぱり俺には本社勤務があってて、最近はこっちの仕事に楽しさすら感じてる。



「お疲れ様です、リュウさん」

「ん~、お疲れ様です」

「どうかしました?」

「いえ、ちょっと違うことを考えてしまいました。仕事しましょうか」

「なんか今日ちょっと気合い入ってません?」

「合コンに行くだけなのでお気になさらずに」

「リュウさんが合コン!?」

「集団お見合いみたいなものですよね、合コンって。行ったことないからよくわからないんですよね~…」



リュウさんの新たな一面!?



なんかちょっとリュウさんがカワイく見えたぞ…。



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