王子と姫が出会いました。
連れて来た部屋で姫からグレープフルーツジュースをもらった…。
姫のファーストキスはグレープフルーツだって言ってたっけ…。
相当寒かったのか、手と耳が赤くなってる…。
「待たなくていいから」
「そうしなきゃ王子君に触れません…」
「メールでも入れりゃあいいだろ」
「次からはそうします…」
「脱げば?」
「あっ…」
部屋の電気はつけっぱなし。
震える手がボタンを外してって…。
そんなことさせたいわけじゃないのに…。
離れたくて冷たくしてもお前は従うから…。
いっそヤダって言って出てってくれた方が楽になる…。
「王子君…痛いの…イヤです…」
「そんなこと言えた義理?好きじゃねぇんだから労る必要なんかどこにあんの?」
「そう…ですね…」
「イヤなら帰れ」
「イヤじゃない。脱ぐ」
やめろ…。
やめてくれ…。
寒いだろ?
温めてやりたくなる…。
その小さい手を握ってやりたい…。
姫のファーストキスはグレープフルーツだって言ってたっけ…。
相当寒かったのか、手と耳が赤くなってる…。
「待たなくていいから」
「そうしなきゃ王子君に触れません…」
「メールでも入れりゃあいいだろ」
「次からはそうします…」
「脱げば?」
「あっ…」
部屋の電気はつけっぱなし。
震える手がボタンを外してって…。
そんなことさせたいわけじゃないのに…。
離れたくて冷たくしてもお前は従うから…。
いっそヤダって言って出てってくれた方が楽になる…。
「王子君…痛いの…イヤです…」
「そんなこと言えた義理?好きじゃねぇんだから労る必要なんかどこにあんの?」
「そう…ですね…」
「イヤなら帰れ」
「イヤじゃない。脱ぐ」
やめろ…。
やめてくれ…。
寒いだろ?
温めてやりたくなる…。
その小さい手を握ってやりたい…。