王子と姫が出会いました。
わざと荒く扱う。



眉間に寄ったシワが耐えてる証拠で…。



できるだけ温めてやりたくなるから…。



布団を体にかけた。



体が冷たい…。



このまま抱きしめてやるから寝たらいい…。



俺も一緒に寝るから、起きた時にはナツカが来る前に戻ってて…。



そんな夢みたいな話しを妄想しちゃう重症な感じとか、マジでヤバイ…。



ヤりたくねぇ…。



服着せて大事にして…。



この部屋に閉じ込めてしまいたい…。



姫、姫、姫…。



「んんっ…」

「もう入れる」

「えっ!?いっ…」



ごめん…。



こんな抱き方して…。



早くイって寝ちまえ。



頼むから…。



案の定落ちた姫の髪を撫でた。



抱き寄せて出来るだけ温めてやる…。



風邪引いたら苦しいのに…。



なぁ姫、俺はまだまだお前が忘れられそうにない。



でもこのままズルズルこんな関係続ける気もないんだ…。



「んっ…王子君…」



早く終わらそう?



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