王子と姫が出会いました。
部屋着に着替えてから姫が着れそうな服を持って玄関に行った。



「上がったら濡れちゃうかもです…」

「気にすんな。そこ、バスルームだから」

「お借りします」



しばし待つ。



今ドア開けたらとか想像は一通りしてみた。



でも嫌われたくないのでやりません!!



それから数分後、モジモジしながら出て来た姫にまたキュ~ン…。



Tシャツがデカくてワンピみたいになってる…。



貸したハーフパンツが緩いらしい。



「あの…ですね…」

「うん」

「乾燥機をお借りしたくて…」

「あぁ、使い方わかる?」

「た、たぶん!!」

「勝手に使っていいから。って、中に洗濯物入ってるから待って」



2日分の洗濯物をカゴに出した。



姫のブラウスなら1時間もあれば乾くと思うし。



「さ、先に言っときます」

「なにを…?」

「今…今ね?ノーブラなんで寄らないでくださいっ!!」

「…………ワォ」



あのモジモジ感はカミングアウトしたかったのか。



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