王子と姫が出会いました。
そしてあっという間に寒い冬がやって来た。



王子君は推薦で入ろうとしたけど大学のレベルが高すぎてダメで。



仕事はディックに、家事は彩君に任せて猛勉強中。



滑り止めを受けたらモチベーションが下がるとか言って本当に1本しか受けないみたいだ。



あたしにはなにもしてあげられない…。



おかげでクリスマスなんて甘い行事は見事にスルーされました。



「姫、襲わせて?食わして?お前が立てなくなるくらい」

「は…い?」

「勉強なんかクソくらえ」



たま~にそんなこと言って壊れる。



きっとストレス溜まってるんですね…。



だけど王子君ならきっと受かります!!



「死ぬっ…」

「うん、好きだよ」

「ギブッ…」

「愛してるよ姫たん」

「…………」



王子君、やっぱりSですよ…。



これも受験が終わるまでの我慢…。



でもあたしは王子君がSでもMでも、きっと好きをやめられない。



だってもう王子君ナシじゃ生きられませんから!!



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