王子と姫が出会いました。
フラないのに!!



あたしも好きなの!!



言いたいけど誕生日まで我慢しなきゃ…。



決めたんだもん、王子君の誕生日に言うって。



だからまだ言えない!!



「それより姫さん」

「はい?」

「どこで寝る気かな?」

「えっ…?そ、ソファーで構いませんよ?」

「それ、ムリ。まぁいいか。必要なものねぇ?コンビニ行くけど」

「えっと…」



下着はさすがに頼めなくて、歯ブラシだけと言いました。



それから王子君が帰るまで、ボーッとテレビを見てました。



眠くなって来たなぁ~…。



このまま寝ようかな…。



きっと起こしてくれるよね?



そう信じて目を閉じた。



夢の中で王子様がお姫様抱っこしてくれて、体がフワフワした。



ポカポカの太陽が温かくて、一緒にお昼寝…。



全く知らない王子様なんだけど、顔は王子君で…。



英語しゃべってて、よく理解できない夢を見ました。



でもなんだか幸せだったような…。



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