王子と姫が出会いました。
王子君があまりにも温か過ぎて二度寝してしまったらしい。



「姫!!完璧に遅刻だ!!」

「ふにゃ?」

「起きろ!!もう2時間目始まってる!!」



起き上がってバタバタと準備をした。



昨日王子君が買ってきてくれた歯ブラシで歯磨をして、髪を少し直した。



「ワックスとかいる!?」

「できれば…」

「男物だけど今日は仕方ないよな!?よし、使え!!」



準備ができて、学校に行った時には休み時間になってた。



一緒に遅刻登校は目を引くみたいで、注目されまくりです…。



「じゃあ…また…」

「あっ、はい…」



教室に入ったらニヤニヤしてる瑞紀君。



言いたいことはわかってますから…。



「お泊り?」

「雨が急に降って来て、ずぶ濡れになったので…」

「お疲れさ~ん」

「なにがですか?」

「いろいろ?」



なんでそんないやらしい顔!?



な、なにもしてないんだけど…。



「姫ってなにげに度胸あるんだね~」

「ないです!!」



なにもしてないってば!!



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