王子と姫が出会いました。
やっぱり王子君ってカッコイイんだ…。



「この人、あたしの彼氏(仮)なんです…」

「えっ!?マジで!?」

「なんて妄想ですけどね~」

「なんだよ、ちょっと信じたじゃん」

「あはっ!!ごめんなさい!!」



王子君はカッコイイ。



もうすぐ来る誕生日にはちゃんと好きだって言うんだ。



誕生日…?



「蘭ちゃん!!」

「なにっ!?」

「王子君の誕生日なんだけどなにあげたらいい!?」

「…………ついて来な」



不適な笑みを浮かべる蘭ちゃんについて行くと、下着屋さんに入って行きました…。



蘭ちゃん…。



「見て、姫。純白」

「な、なにを考えてるかわかりました…。でもそんなのムリだしまだ早いよ!!」

「喜ぶよ?アイツ」

「絶対ムリ!!」

「出た、頑固姫」



頑固の問題じゃないよ。



蘭ちゃんいわく、あたしはたまに頑固らしいです。



たぶんパパ譲り…。



「蘭ちゃんは…平気なの?」

「彼氏が年上なもんで」



あたしはムリです…。



< 78 / 701 >

この作品をシェア

pagetop