王子と姫が出会いました。
【姫】



誕生日と次の日は王子君の家で過ごした。



一緒にいると大きい王子君にギュッて抱きしめられる。



甘い匂いの部屋でイチャイチャしてたことを思い出しながら学校へ。



「おはよ、姫」

「おはよう、蘭ちゃん!!なんか久しぶりみたい」

「連絡よこさなかったヤツがなにを言う」

「それで…なんだけど、あの…」

「王子とうまく行ったの?」

「その通り…」



朝から蘭ちゃんに報告した。



顔が熱いっ…。



ニコッと笑った蘭ちゃんに頭を撫でられた。



「チューくらいしたか」

「し、してないよ!?」

「へぇ~…。王子ってやっぱり姫のこと大事にしてんだ」



されてると思います…。



王子君の優しさはヒシヒシと感じます…。



「王子も大変だ。姫が相手じゃ」

「どんな意味?」

「あんたがガキんちょだって意味!!」

「が、ガキんちょ…」



たしかに背は低いけど…。



チューくらいならできるよ、きっと。



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