王子と姫が出会いました。

わかりました。



蘭ちゃんは男運がないってこと。



それに、見る目もない。



完璧人間かと思ったらダメ男を好きになってしまうらしい…。



「性格重視したらいいと…」

「姫は王子の顔じゃなくてなにが好きなわけ？」

「すごく優しくて、いっぱい大事にしてくれるし、よくわかんないけど…王子君は暖かい!!」

「あたしも見る目養おうかな…」



その時、ノックが聞こえて部屋が開いた。



さっきの恐持て兄さんよりも若い人がケーキとジュースを持って来てくれました。



「い、今のも従業員さん？」

「うん」

「本当になんの会社!?」

「わかんない。ホント、欝陶しいよね」



今の人は明らかにホスト的な雰囲気だったんですけど!?



でも蘭ちゃんが突っ込まれたくなさそうだからもう追求するのはやめます。



帰りは高級車で送ってもらい、蘭ちゃんに別れを告げて家に入った。



王子君にパンのお礼言っとこう。



『パン、ありがとうございました』



よし、ご飯作ります!!