お嬢様は誰がお好き☆執事?暴走族?
「美弥子と過ごした時間をこの先も忘れる事はない。でも俺は生きている。俺は瑠璃華が愛しい。いつも一人ぼっちの瑠璃華の側にいてあげたいと思う。」





本当にそう思う。




瑠璃華に寂しい思いはさせない。




「なぁ多分恭太郎は、俺と同じ気持ちだと思うが、暴走族から足を洗え、真面目に高校へ行け。」





健太郎が俺を睨みけた。



「俺はもう暴走族を抜けた。高校を出たら、一緒に暮らしてる彼女と結婚するつもりだ。」




「恭太郎おまえ俺たちを裏切るのか!」





その時隆太郎と瑠璃華が部屋に入って来た。




俺に殴りかかる健太郎を、恭太郎が止める。




「健太郎落ち着けよ。トオルさんを殴るな。トオルさんは俺たちを助けてくれたんだから。」





瑠璃華泣きそうな顔をするな、俺は大丈夫だから安心しろ。










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