アネモネ*~風、君を愛す~


こんな些細なことまでもが幸せと感じる日々。

毎朝一緒に朝食を食べ、

玄関先で見送る。


「はい、お弁当」


「行って来るな」


「気を付けてね♪」


「良い子で留守番しててな」


「うん」


「いってらっしゃい」


笑顔でアタシの頭を撫で、

バイクに乗り仕事へと出かけて行った。


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