アネモネ*~風、君を愛す~


腕には点滴の針、

暫くすると、

今までと違う強い痛みが襲って来た。


「うっっっ」


「どうした?」


「アツ、痛い。凄く痛いよ」


1分程でその痛みが遠のいていく。

そしてまた新しい痛みが押し寄せて来る。

3分だったか5分だったか、

痛みの間隔は短くなっていった。



< 464 / 507 >

この作品をシェア

pagetop