アネモネ*~風、君を愛す~


先に部屋へ戻ったヨシは、

穏やかな顔で寝息を立てていた。


「疲れてるよね。
いつもありがとう」


アタシが入れるだけ空いてるヨシの右側に、

そっと潜り込む。


「ヨシ、おやすみ」


心地良いヨシの寝息を聞きながら、

アタシは夢の世界へと吸い込まれていった。



< 53 / 507 >

この作品をシェア

pagetop