わがままなメニュー
月曜日の朝は慌ただしい

私の会社はインテリア、関係。私はその企画部にいる


企画書をコピーしたり、会議の用意もする


今日は大事な会議があるため、お弁当が必要だ。幕ノ内弁当の手配をしたりといろいろ忙しい


『月曜日は嫌になるわね、花乃子今日会議室でお昼ダメね』と理恵子がコピーしながら言った


『大丈夫よ。今日3階の会議室空いてるからそこで食べる。理恵子は社食だから関係ないね』


『最近はあまりちやほやされなくて淋しいわ〜新入社員にみんなもっていかれちゃう』


『仕方ないわよ、私達もう3年よ?26だしね』


『いつかベビーピンクのリップも、どす黒くなるのかしらぁ』


『アハハ、まさか。それまでには結婚してるんじゃないの?』


『早く結婚したいな〜』


私は昨日の出来事を思い出していた


どうしてみんな結婚を急ぐのだろう


私はやっぱりまだ嫌だ


晴彦といるとなんとなく流されて『結婚』が間近に感じられる


『ねえ、理恵子。私に毒は効くと思う?』


『まっさかぁ〜毒盛られても花乃子は死なないわよ〜私が証明してあげる』と理恵子が笑った


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