わがままなメニュー

私にとってホントの毒とは多分『結婚』なのである


これは猛毒で、飲んでしまえばイチコロ…後に引き返せないのだ


そして一番の薬は『仕事』なのである


何故こんなにも固執するかというと、私の企画が時々通るからだ


やり甲斐を見つければ見つける程、私は仕事にのめり込んでしまう


でも部長は言う。女の幸せは結婚だと…晴彦と結婚するときは仲人をさせてくれとも…


そうじゃない！なんでわかってくれないの！


自分の企画が通り、無事にやり遂げた時の達成感はなにより快感じゃない？


私はいずれいろんな資格取って、メインの仕事が出来るようになりたい


ステキなカフェやブティックをコーディネートするような、そんな大きな夢持ってるのよ


だから今は雑用だって苦にもならない


そんなことを考えながら、私はお弁当を抱えて会議室に向かう


後ろから理恵子がお茶を持ってついてきていた