わがままなメニュー
ベットで寝ながら、晴彦の優しさにあらためて感謝する


もう思わせぶりな中途半端な返事はやめよう、自分が思ってる事を正直に話そう


仕事はずっと続ける、晴彦ともこのままパートナーの関係で付き合いたい


納得してくれなくても、思ってる事は伝えなきゃ


お昼に理恵子から電話がきた


『花乃子大丈夫?やっぱり妊娠のせい?』


『妊娠はしてなかったわ。気分悪いの貧血のせいだって…昨日は結婚の話しまででたけどまたふりだしよ』


『なによ〜もう延長線で結婚式挙げればよかったじゃない。じれったいな』


『もうこの際だから晴彦に私の気持ちというか…持論をぶつけようと思うの。こんな中途半端いやだもん。これで向こうが私を嫌いになったら、それはそれで受け止める』


『ばっかね!自爆するつもり?あんたの言い分なんて外国以外通らないわよ…あのね、もうあんないい人みつからないんだからね?わかる?』


『わかってる…でも私の気持ちも山のように動かないわ』


『頑固ね』と理恵子はため息をついた


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