わがままなメニュー
直田さんは、きっと言ってるようにいいパートナーになるかもしれない


でも晴彦の代わりはできないわけで…


こんなんじゃ私も次のステップに踏み込めないじゃない…中途半端な別れは、私の心を揺るがす


晴彦ともう一度話し合おうか?


展示会が終わったらそうしよう…


その後会社が始まり、私は野ばらさんとの打ち合わせが毎日になってきた


展示会で出すケーキや飲み物の試食、試飲…とにかく店を宣伝するために試行錯誤した


そして家具のチョイスも家具会社の人と毎日話し合う


私はくたくたになって帰宅して、何も食べずに眠ることが多くなった


でも毎日が楽しくて、幸せでしかたなかった


そんなある日、部長が私を飲みに誘ってくれた。労いのつもりだろうか?



会社の近くの居酒屋に行き、部長はいきなりこう言った


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