わがままなメニュー
晴彦に部屋まで送ってもらい、私は着替えをして化粧を落としていた


その時携帯が部屋に鳴り響いた


『もしもし。俺』


『あ、直田さん!今日は勉強になりました』


『勉強になったのはこっちだよ。女は怖いね』


『何言ってるんですか』


『ライバル蹴落とすためなら嫌だった結婚も考え直すってか』と笑ってる

いきなり本心引っ張りだされて、私は小声になった


『そんなの私の勝手です』


『わがままな女だね〜まあそこが魅力的なんだけど。そのくらいの事いったって許される美人なんだよ、君は』


『何いってんですか。用事ないなら切りますよ』


『俺は晴彦さんより器大きいよ。乗りかえるんなら今がお得だってこと。どう?』


『お断りします。自信家嫌いなんです』


『あっそーでも後悔するからね〜』とブチリと携帯を切られた


直田さん…よくわからない人だわ…
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