わがままなメニュー
翌朝、眠い目を擦りながらお弁当を作る私…


そういえば最近野ばらに行ってないな〜とふと思った


晴彦にメールして夕飯は野ばらに行こうと送信した


【了解だよ】とすぐに返事はきた


私はこれまでの事が帳消しになるくらい嬉しかった



会社につくなり、理恵子が私を捕まえて人気のない場所に連れていった


『なによ、どうしたの?』


『大変!プロポーズよ!』


『へ?誰が』


『健二が私にプロポーズしてきたのよ!』


『あらあ、よかったじゃない。念願だったわけだし…』


『一緒にハワイに住もうって…グリーンカードとって…』


『ハワイ?グリーンカード?』


『そのために今まで働いてきたんだ、時は来た!行くんだハワイに〜って』


『健二どこか悪い?』


『いたって正常!マジでいってんのよ。とりあえず知り合いの家借りてロングステイしながら手続きしていくって…』


『やっとプロポーズかとおもいきや…お互い結婚には呪われてるのね』


いきなりハワイなんて理恵子どうなるんだろう…
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