天使で悪魔なキミと俺
 


「……あぁ、石蕗か」

「……先生、今日はどうしたの?」

「ちょっと、な」

チラリと枝垂の様子を伺ってみる。

枝垂は友達と話し込んでる……゙フリ゙をしていた。

明らかに気持ちはこちらにあって、視線も空中をさ迷いながら、しっかりと俺と石蕗を見ている。

「……枝垂さんね」

「昨日、いろいろあってな」

「……先生は、枝垂さんのことを始末したいと思う?」

始末?

始末ってなんのことだ……?


 
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