天使で悪魔なキミと俺
私の日常「4」
午後4時、南公園。
私と枝垂さんは向き合っていた。
枝垂さんの手には……ノコギリ。
「……そのノコギリで、私を切り刻むつもり?」
「うふふっ。どこからが、いいかな?」
「……おあいにくさま。……私は、簡単にはやられない」
いつ襲われてもいいよう、構える。
「無理、無理、無理だよおおぉぉぉぉぉおっっ!だって、桃の愛の力は無敵だもん!お前なんかに負けないんだからああぁぁぁああぁぁぁ!!」
枝垂さんがノコギリを振り上げてかけてくる。
……仕方がない、か。
「……ホーリーソード」
肘下から伸びてくる、この感覚。
……久しぶり。