月兎の瞳が蒼い理由
「じゃあ、俺ん家、来ねぇ?」
【・・・・・・・・・は?】
充分すぎる時間をかけた後、ポカンとしたマヌケな顔でウサギは俺に疑問符を飛ばした。
「俺の部屋・・・・ってかマンションだけど。は、ペットOKだし。何より俺は同居していた彼女に出ていかれて大変寂しい」
【・・・・・アンタ、馬っ鹿じゃないの???】
心底呆れた風に言われてしまった。
確かに俺もそう思う。
なに言ってんだ?ってな。
でも、なんとなく考えてしまったんだ。
このウサギがもし家にいたら・・・・・・・って。
なんか楽しそーじゃね?みたいな